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海洋港湾資材

様々な海洋の汚濁を防止する シルトプロテクター

概要

シルトプロテクターの役割
今、地球の環境保全が、世界的なテーマになっています。私達の住む地球は、かけがえのない唯一の星なのです。でも、私達が住む上において、少しでも快適にしていくために、新しいものにしていくことも必要ですが、その反面数々の影響が出ているのも事実です。

海や湖、そして河川などを埋めたり、港湾工事により拡散するヘドロやシルト、そして工場からの汚濁水。これらは、海洋など汚染してしまいます。太陽工業の汚濁防止膜「シルトプロテクター」は、そんな汚染を防止するために開発された土木資材で、さまざまな海洋の汚濁防止にお役立ていただいております。太陽工業は、単なる「商品開発」にとどまらず、汚濁処理をトータルで考える「太陽汚濁処理システム」を、今後とも開発、研究をすすめて参りたいと思います。
シルトプロテクターの構造
キャンバス材料としてフロート部、カーテン部には長年、研究・開発された耐久性、耐寒性、耐薬品性、耐光性など諸性質の優れた高強度のポリエステル系合成繊維を使用しまたフロート部は、耐紫外線性を加味した高強度のポリエステルターポリンを使用します。浮材には、耐候性と吸水による浮力効果の変らない円筒状等の浮材を使用、波浪に対して順応性は十分です。

効果

汚濁防止膜は次の機構により汚濁拡散を防止します。
干渉降促進効果
図に示すように汚濁防止膜を敷設することにより、汚濁の拡散を抑え、汚濁粒子同士が互いに影響を受けて干渉沈降が促進されます。
沈降距離短縮効果
図に示すように汚濁防止膜を設置することにより、汚濁防止膜の下方からの汚濁粒子の沈降域が短くなるため、背後への影響範囲が小さくできます。

垂下型

汚濁防止膜の種類

汚濁防止膜は、以下に示すようにいくつかの種類があり、現場条件や工種に応じて単体または複数の組み合わせで
使用しています。


垂下型汚濁防止膜
従来から数多く使用されているタイプで、水面上にあるフロート部と水中部にあるカーテン部およびウエイトチャーンから構成されており、1スパン延長20mで19.5m毎にアンカーロープ(ワイヤーロープまたは合成繊維ロープ)とアンカー(通常はコンクリートブロックを使用)で係留する構造となっています。

特に外洋海域に面している海域で波浪条件が厳しい場合は、カーテンの長さを10m以下とし、他のタイプと併用されています。ただし、波浪条件が緩い場合は、この限りではなく、カーテン長さが20mを超える事例もあります。太陽工業の垂下型シルトプロテクターはA,B,C,Dの4つのランクがあり、海域条件に最適なタイプを選択していただけます。

バリエーション

自立型汚濁防止膜
浚渫や直投工事等のように主に海底附近から発生する汚濁の拡散防止を目的として開発されたのが自立式汚濁防止膜です。海底に設置されたアンカー(通常はH型鋼を使用)とカーテン部およびそれを自立させるためのフロート部から構成されています。一般的なフロート径は300mm(単独型)で、1スパンの延長は20mです。垂下式汚濁防止膜と併用するケースが一般的です。

浮沈式汚濁防止膜
工事区域の船舶出入口や台風等の荒天候時に緊急の待避が必要な場合に、合成ゴム製フロート内のエアーを出し入れして非常に短時間で(延長100mで沈下、浮上にそれぞれ10~15分程度)汚濁防止膜全体を浮沈(浮上、沈下)できる構造となっています。浮上時の断面仕様は垂下型と同様です。なお、沈下時には汚濁防止膜本体は半潜水式(開口部において浮沈式と併設される汚濁防止膜)との接続部分を除き海底に着底しています。

枠型汚濁防止膜(バケットプロテクター)
クラブ船による工事のように局所的に汚濁が発生する工事において使用されている汚濁防止膜です。フロート部(通常は鋼管を使用)とカーテン部および下部バラスト(必要に応じて中間バラスト)から構成されており、水深に応じてカーテン長をウインチとワイヤーロープにより自在に調整することができる構造になっているものが一般的です。その多くが、他の汚濁防止膜と併用されて使用されています。